テコンドーとは

    テコンドーは朝鮮半島からを発祥とし、その科学的で美しい競技性から、急速に世界に広がりました。
    日本でも1982年に東京府中に初の道場が設立されて以来、多くの競技者に親しまれています。

    テコンドーの競技

    テコンドーの競技には、トゥル(型)、マッソギ(組手)、パワーブレイキング(威力)、スペシャルテクニック(特技)の4つがあります。

    トゥル(型)

    トゥル(型)はテコンドーの根幹をなすものとして、最も重視されています。
    24種類のトゥルの中にはテコンドーの基本動作が全て組み込まれています。
    実際の攻防を想定し、一連の流れのある動きを構成しています。

    マッソギ(組み手)

    組み手は「マッソギ」と呼ばれ、脚技・手技による攻防を行います。
    体重によって階級が分かれ、急所の2センチ以内に攻撃を決めるポイント制が用いられています。
    これは、テコンドーのマッソギ競技の目的が相手を倒すことではなく、より正確な技を競うことにあるためです。

    パワーブレイキング(威力)

    パワーブレイキングは、総合的な威力を競う競技です。
    予選、二次予選、決勝と三段階で構成され、まず予選では、手刀により白煉瓦を割ります。
    成功者は二次予選に進み、手技による試割りを行い、成功者のみ決勝に臨むことができます。決勝では足技による試割りを行い、より多くの枚数を割った者が優勝となります。
    力強くダイナミックな試技が魅力です。

    スペシャルテクニック(特技)

    スペシャルテクニックは、脚技による打撃の高さを競う競技です。
    予選、決勝の二部構成となっています。まず、予選では、ティミョ・ノモチャギ(跳び横蹴り)にて決勝進出者を決めます。
    決勝ではティミョ・パンデ・トルリョチャギ(跳び後ろ回し蹴り)にて、185cmの高さの板に挑戦します。最終的に最も高い位置で板を割った者を優勝者とします。
    スペシャルテクニックは、テコンドーの醍醐味である跳び蹴りを極限まで高めた非常に高度な競技といえます。